1年SES企業で働いて思うこと。IT業界の闇なの?

独立準備中のみな実です。

今、まだ会社在籍中なのですが、SES企業で働いていて思うことを書いておこうと思います。

これを書いてるのが会社にバレたらヤバいんですが、どっちみち辞めるのでまあいいかな〜と思ってます。

参考と教訓にしてもらえたらと思います。

 

知っている人は知っているSESという働き方。

認知度はSES企業に勤めている私の会社の人でも認識低めです。
ほとんどの人が知らないまま入るか、未経験者だからだと思います。

でも中途採用もしているので知っているんじゃないの?と思ったのですが、SESでしか働いたことのない人が入って来ているから知らないのかもしれません。

 

SESとは準委任契約で働くSEの仕事のこと。でも…偽装請負?

 

 

SESは【システムエンジニアリングサービス】の略です。

でも、サービスってついている辺りが「ん?」ってなりませんか?

システムエンジニアは製作する人なので、サービスする人ではないんですね。

なのですが、準委任契約として「他のエンジニアさんがやるべきところを代わってやってあげますよ」というサービスをしているのがSESです。

委任というと、公的手続きなど重要なことを誰か別の人に頼む場合は委任状などを書くことがありますよね。

委任は依頼した人に交渉や判断、決定を委ねることですが、準委任の場合はそういった判断を必要としないという違いがあるようです。

準委任契約は法律で決まっている条件があるのですが、SESはこの条件から外れていることが認知されてきているので、偽装請負なのでは?と問題視されています。

 

 

SES企業のあり方についての発信を見て納得

 

 

個人的な話になりますが、私の前職は市役所事務ですし、その前は美容師してました。

とにかく全然初めてのIT業界でSESだったので、まあとりあえず様子見なのかな〜と思ったものの、入社段階からすでに色々と怪しいんですよね。

  • 自社じゃなく他社に勤務する
  • 週末に自社に報告のメールを送る
  • 他社に行ってない間は給与が下がる
  • でも派遣じゃない

 

派遣には派遣の法律があることを知ってましたから、派遣じゃないのに派遣みたいな事させられるってどういうこと?って思いました。

その答えは準委任契約なんですが、この準委任契約にも問題があって「偽装請負じゃないの?」って言われています。実際そうです。

SESの問題点については、詳しくはこちらをご覧ください。

日本のIT企業のためにSESは消滅するべきだと思う

 

あるIT会社の社長さん(↑見ればわかります)のブログなんですが、この方自身もSESが業界で当たり前になっていすぎて、社員に指摘されるまで問題意識はなかったらしいです。

私も「ん?」って思ったけど、法律的なところまでしっかり知識もないので「偽装請負」なのかどうかも判別つきませんでしたが。

SES企業全面否定って感じで書かれていますが、仕方ないと思います。

 

SES企業はSEが商品なので、SES会社の営業は「SE」を他社に売りつけにいくわけです。

「SEの労働」なら良いのですが、SES企業はほぼSEをぶち込みするだけです。

でもSES会社はSEを雇っている形になっているので、売りつけた会社から報酬をSES企業が受け取り、その一部を給与として支払うという会社なのです。

なので報酬として会社が受け取った利益から給与を差し引いた分は会社の利益です。

会社はなんか働いてたんですかね?

派遣業務の場合は派遣会社の担当が仕事について責任をもち、派遣会社内で仕事の進め方も任せてもらうのですが、
SES企業の場合はSEが委任元の会社に行き、委任元会社の担当の指示で仕事をするので「それって委任じゃないよね?委任元に混じって請け負っちゃってるよね」ってことになってます。

 

正直、週末に自社に報告したところで、会社が何してくれるの?と思ってました。

全然見てもない会社の中の状況を説明しても、分からないだろうし、交渉してどうにか解決できる問題ばかりじゃないし、他社内のこと報告して情報漏洩にはならないのだろうか?とか、色々思うことはありました。

一番問題に思ったのは、評価基準に「会社にエンジニアとして働く人材を紹介したか」というのがありました。

ネットワークビジネスとかネズミ講って言われるものと同じですよね。

要するに「カモを提供してくれたら評価して給料あげるよ!」ってことです。

評価基準がスキルとか能力じゃないということが既に問題だと思います。

 

で、SESの一番の問題は?

 

 

偽装請負なのはわかったけど、それってそこまで問題なの?と思った人もいるかもしれません。

でも、まずは偽装なので法律違反です。(法律知らないと分からないけど

2つ目は、SEが売られるのは1社だけとは限らず、2社、3社〜6社以上の会社に売られる事があるんです。

売った会社がまた売って〜って事です。その間、会社は最後に売った会社からSEの所属する会社に報酬を渡す間にマージン(手数料)を抜いていくんですね。

なのでSEの労働力に対して最後の会社が100万出してくれたとしても、間の会社が抜き去ってSE本人の給与は20万円とか普通にありえます。私も似たようなもんです。

 

3つ目、その一番問題なのは、違う会社で働いているのとほぼ変わらない生活をしているのに、SES会社を通して働くことで、

仕事の評価が自分に反映されない(SES企業の評価基準なので)

長時間労働を強いられやすい(働く時間に応じてSESに支払われる金額が変わる)

なかなかスキルが上がらない(案件がコロコロ変わったり、要因が足りないところに入れられる、テストしかさせてもらえないなど)

があるからです。

いい仕事ができるとは言えない環境に立たされるということは、QOLにも響きますし、給料下がれば必然的に生活も苦しくなり、髪の毛伸びっぱなしで手入れしてないの?っていう残業多すぎのエンジニアの完成ですw

そういうのはごめんですよね。辞めましょう。

 

でも、SES企業はかなり儲かっている

 

悲しいことに、そういう苦しい状況に暮らすエンジニアを尻目に、SES企業は儲かっています。

人数×単価ー給料=利益です。

事務所も小さくてすみますし、内勤も少ないし、エンジニアと営業マンの給料が払われれば、ほぼほぼ利益なのです。

営業マンの方が出来高制な部分もありますが、エンジニアの2倍以上は給料良いですよ・・・。私は見ちゃいましたw

本当なら働いているエンジニアに還元されるお金が取られていくわけですね。給料も営業の方が良いから、エンジニアが営業にバカにされるなんてこともあるんですよね。

 

他にも色々デメリットがある

 

いろんな案件に関われてスキルが上がると言う人もいますが、そもそも違法な取引なので、論外なのが1つと。

働いている人はいろんな会社の板挟みになり、どんな案件にいつまで居られるのかと言う精神的な不安もありますし、環境や人間関係がコロコロ変わったり、給料は仕事の報酬の何分の1にもなり、行き先の会社によって労働環境も酷かったりします。

仕事も開発ではなくテストやシステム監視など、スキルはほぼ要らないのでは?という案件に入れられる可能性も十分です。

 

自分が何をしたかったのか?

どんな生活を送りたかったのか?

そう思い出したら、
早めに抜け出さないとまだ日本では年齢で転職のしやすさが変わりますし、できる限り早く抜け出した方が良いです。

 

 

まとめ

 

SES企業は、働く人にとってはあまり精神的にも、身体的にも、生活的にも良いとは言えないのがわかっていただけたと思います。

私も今月退職を伝える予定ですが、なかなか言いだすのには勇気がいります。

でも流石に黙って辞めるとかはしたくないので、病気だとか、家庭の事情でってことにでもしましょうかね。

SESで働いている方はできる限り早く、自分を正当に評価して正当な給料をくれる会社に転職してほしいです。

 

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